満月のしたで

西会津の地で先日ひらかれた満月横丁

早朝、会場に向かって車を走らせ、山あいの小さな集落に入ったとき、チャイを作る水を汲むのをすっかりと忘れていたことを思い出した
水道水では面白味がなく、どこかに良い水はないかと環と話していた時、
道のど真ん中に車にひかれたタヌキが横たわっていた
すぐ車を停めて、そのタヌキをもって川岸の土手に運んであげた
それを見て、すぐ近くにいたおばちゃんが大喜びしていた
聞くとどこかに運びたくても、運べずにいたそう
水がないことを話すと、ちょうどそのおばちゃんが、家に井戸水があるから、お礼にそれを汲んでいくといいよと喜んでくれた
そんな一味違った水を持って訪れた満月横丁

落ち葉が舞い、流れる緩やかな空気
それぞれのお店、来る人達が他にはないそれぞれ独自の空気感を放っていた
それらは普段の僕らの暮らしにはないものばかり
それが良い感じの刺激となってまた新しい風が吹く
寒さのなか、陽射しのありがたみが身にしみ、友達の輪もひろがり、最後には2度も虹が出ては夕焼けに見とれ、満喫した秋の日のひととき

みみをすます

奥会津金山町の山のてっぺんにある宿とcafe

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