田植えの始まり

20代前半の東京暮らしの時、入っていた山岳会でのご縁が今でも繋がり、数年来のお友達の和田さんがパートナーの布施さんと、2人遊びにきてくれました。



(左から和田さん、僕、環、布施さん)


4人の手で始まった今年の田植え。


不耕起での田んぼを、初めて今年は3年目。

太郎布の田んぼの土壌は砂質で、かなり痩せている。

不耕起を行う上で重要な生き物『イトミミズ』もこの2年間、全く見ることがなかったが、今年に入ってようやく見ることができるようになった。喜びのあまり、飛び跳ねてしまった。

時間はかかるだろうが、この痩せた田んぼを少しずつ豊かな地へと繋げていこうと思う。


今年はここから1週間ほど、予定という予定を入れず、ただひたむきにこの田植えを堪能してみる。

気が向いた時に田んぼへ行き、植え、疲れ果てる前に切り上げ、一年に一度しかないこの田植えというものの中に眠る喜びをどこまでも追求して。

それは心に余裕がなければ出来ないこと

その余裕が生まれて初めて体験できる喜びに豊かさ

そしてその根源たる余裕をいかにして自分の世界に作るのか。

この太郎布の小さな田んぼが、そよ風のようにそっと語りかけてくる。



みみをすます

奥会津金山町の山のてっぺんにある宿とcafe

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