30歳という節目

先月7月25日に20代が終わり、30代へと突入しました。
この日はマヤ暦でいう「時間を外した日」。
家の近くのキャンプ場で、まだ誰も起きていない早朝に目覚め、その瞬間からなんとも言い表せない幸せに満たされていました。
そして一人焚き火をしながら今までを振り返り、これから先の世界におもいを馳せました。

20代という10年間は、苦悩と葛藤のなかで自分の生き方を模索する日々で、それはがむしゃらな旅そのものでした。
親元を離れて社会に出、会社に勤めて辞め、冬の東北を歩き、アラスカのユーコン川をカヌーで漂い、福島県の山奥に引っ越し、結婚し、地に足を下ろしはじめました。
その旅路の中では沢山の人や、動物、植物、場所と出会い、時に恐怖し、時に感動し、そして影響され、自分のなかで、僕の理想とする人生像というものが徐々に思い描かれ、形となっていきました。
そして流れる川のように、人生というものが大きくうねり動いていき、今に至りました。

物質的な旅に重きをおいた20代でしたが、30代はもう少し体を労り、精神というものに目を向け、今の暮らしを通して自然と繋がり、自分を見つめ、高めていく旅をしていきます。






みみをすます

奥会津金山町の山のてっぺんにある宿

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