朝の語らい
10月3日の夜、太郎布の皆で集まって丸テーブルを囲って食事を共にした。
こうして集まるのもいつぶりだろうか。
同じ地に暮らしていてもそれぞれがそれぞれの日々を過ごし、独自の世界の中で生きている中で、時々ひとつの和となり、それらを共有することが出来る、それは大切な時間。
でも僕はこの時間が始まる直前、皆がまだ集まっていない時、ふとあることが頭をよぎり無性にイライラした。
それはたくやに対して時々抱く、ちょっとしたモヤモヤした思いだった。
その思いを抱き続けてしまい、家に入ってきたたくやと対面した時に瞬間に固まる感じ。
2人で一緒にペペロンチーノを作っている時のぎこちなさ。
皆でテーブルを囲ってご飯を食べているときの雰囲気の硬さ。
それはこれまでの集まりとは一味違う空間だった。
せっかく集まったみんなの前ではそんなことを出さないようにと思っていても、無意識で僕がたくやに壁を作り、突っぱねてしまっていたことが大きな要因だった。
そんなちょっとしたことが和全体の空気を捻じ曲げてしまっていた。
今朝、目覚めると、昨夜そんなことをしてしまった、たくやに対しての申し訳ない気持ちで満ちてしまっていた。
コーヒーを飲んでいる時も、落ちつかず。
そんなとき環が「昨日たくやにイライラしてたでしょ?それを見ているだけで居た堪れなくて。あれは感じよくないよ」と言ってくれた。
芯にグサリと刺さる何かがあった。
環はやっぱり見抜いていた。
そして恐れずにそんなことを言ってくれることもありがたい。
僕は今すぐにたくやに謝って、抱いているモヤモヤをちゃんと話して解消したい!と思った。
7時前だったが家を出て、丸太小屋へと歩いていった。
たくやは起きたばかりで、眠そうだったが家に入れてくれた。
薪ストーブに小さな火をつけながら、タイミングを見計らって勇気を出して打ち明けることができた。
しっかりと対話することができ、これまで言えずにくすんでいたものが溶けて軽くなっていくのが分かった。
丸太小屋を出ると遠く霞む山々に、明けたばかりの朝はどこまでも澄み切っていた。
太郎布はこんな感じが本当にいいんだよなと心から思う。
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